花展に出展させていただきました
11月4・5日、ご縁がありつくば市の文化祭にお花を出展させていただきました。
古谷悦子の作品はこちら
赤芽柳・小菊・りんどうを使った二重いけです。
龍生派の生花は、剣山を使わず又木というもので花材を留める技法を使うため、
高い技術が求められます。
一見シンプルで地味に見えるかもしれませんが、柳の枝の矯め(ため)により
枝の形を生み出し、長さや足元を整え、生花の決まりに則ってひとつの作品を
仕上げるため、熟練の技法が盛り込まれています。
古谷大の作品はこちら
むべ・ソテツ・紫陽花・ダリアを使った自由花です。
お付き合いのあるお客様に、大変立派な日本庭園をお持ちの方がいらっしゃいまして、
今回使ったダリアを除く花材は、すべてこちらのお庭から頂戴しました。
また、器としている籠も同じお客様からお借りしたもので、とても古いものですが
ささくれや折れなど全くない良いものです。
お聞きしたところによると、名のある籠作家の方の作品だそうです。
外からは見えませんが、籠の中には自分で制作した陶器の花器を入れています。
花展には久しぶりの出展ということもあり、楽しく制作することができました。
また、作品についていろいろと尋ねてくださる観覧者の方が思いのほか多く、
興味を持っていただけたことをうれしく思います。